名高いBeckmans College of Designを卒業して間もなく、2012年にSwedish Project Runwayのファーストエディションを受賞したことで有名になりました。さまざまなファッションプロジェクトに携わった後、前衛的なデザインで独自のニッチなブランドを立ち上げました。 その未来指向の美学は、より持続可能なファッション産業を創造するというビジョンに由来しています。
持続可能性
「私のインスピレーションは、自然とテクノロジーの共生から生まれました。
持続可能性のために、材料開発のイノベーションをどこまでプッシュできるのかに興味があります」とNaimは言います。
持続可能性は、Naimのコアビジネスの基礎の1つです。 それは、使用する素材だけでなく、デザインにも当てはまります。 一例として、Naimは新しいデザイン工程をデニムに使用しており、この工程では必要な水の消費量が通常の方法よりも80%減ります。
「ファッション業界では、綿のように環境に悪影響を与える多くの素材を使用しています。 業界として、持続可能性についてもっと考えなくてはなりません。少しでも改善することで将来に大きな違いをもたらすことができるのですから」とNaimは説明します。
また、衣服に使用される糸も例外ではありません。 だから、将来に向けて持続可能な服を制作するための新しい方法を模索していたとき、彼は金属を選びました。
金属ワイヤー
「金属は循環型の素材です。 リサイクルして無期限に再利用できます。 事実、金属は溶かすたびに、さらに耐久性が増します」とNaimは説明します。
服を仕立てるための金属ワイヤーを開発、製造できるサプライヤーを見つけることはかなり大変でした。 ワイヤーには適切な特性が必要でした。快適で身に着けられる服を作るのに十分な細さと柔軟性だけでなく、高速工業用ミシンを使っても壊れない強さと耐久性も必要です。
「金属はサイクル型の素材です。 リサイクルして無期限に再利用できます。
NaimはKanthalで金属ワイヤーのサプライヤーを見つけました。
「Naimからアプローチを受けたとき、私たちはファッションを扱った経験がありませんでした」とKanthalのエキスパートワイヤーテクノロジー部のPeter Gillströmは言います。
「細い金属ワイヤー線を長年にわたって製造してきましたが、通常は家電製品や工業炉に使用されるため、ほとんどがより太いワイヤーでした。 細いワイヤーを製造できるかどうか自問しなければなりませんでしたが、私たちは挑戦には常に前向きです」
その結果、プロジェクトは成功しました。 Kanthalはファッションのために、公称直径がわずか0.10 mmの新たな細くて青い金属ワイヤーを開発しました。 このワイヤーは、ミシン、織り、編み機で壊れない成分組成になっています。
新しい色
Naimから別の色のワイヤーを求めれらたとき、別の課題が生じました。 金属ワイヤーは通常、合金の含有量と熱処理に応じて黄色または青の層がありますが、Naimは別のタイプの青またはメタルカラーのワイヤーを求めました。 PeterとKanthalの彼のチームは頭を突き合わせて、色を変えるための解決策を考え出しました。
「これほど細い寸法のワイヤーから新しい色を出そうとするのは、楽しい開発作業でした」とPeterは言います。
Naimもその結果に満足しています。
「Kanthalと一緒に仕事ができて光栄に思います。 地球のための持続可能な新しいソリューションを生み出すために、経験、専門知識、リソースを共有してくれて感謝しています」と彼は言います。
ポジティブな反応
金属業界とファッション業界はどちらも、このユニークなコラボレーションと衣服に金属ワイヤーを使用する将来の可能性に対してとても前向きです。 Naimの金属を取り入れたデザインは、鉄鋼業界のセミナーやファッション業界の見本市で展示されており、かなりの好評を博しています。
「衣服と金属ワイヤーのコラボレーションの妙味に皆、嬉しい驚きを感じています」とNaimは言います。
そしてこう付け加えます。
「それがイノベーションの素晴らしいところです。 持続可能なソリューションは、新しい無限の機会を生み出します。 ファッションに金属を取り入れる将来はとても有望です」
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