「OneJoonとKanthalのパートナーシップは、ダイヤモンド婚のようなものです」と、OneJoonのプロセス開発・技術担当副社長Peter Vervoort氏は語っています。Kanthalとは、ドイツで50年以上、韓国で15年以上の付き合いがあります。

「Kanthalを使用することで、私たちは何が得られるかを知り、お客様が満足することもわかっています」と言います。 「設計が決まれば、常に品質の安定を信頼できます。」

高温炉システム

Peter Vervoort, Vice President Process Development and Technology, OneJoonOneJoon GmbHは、ドイツに本拠を置く熱処理装置メーカーです。 その親会社である韓国に本社を置くOneJoon Co. Ltdは、リチウムイオン産業向けの高温炉システムの製造を主な市場とする機械工学会社です。

「OneJoonは、お客様に最先端を提供する、高品質で革新的で信頼性の高いソリューションを生み出す炉メーカーです」とVervoort氏は言います。 「新しい用途向けの加熱システムの開発に関しては、Kanthalと非常に緊密に協力しています。」これは、顧客が早い段階で関与する新しいプロジェクトに特に該当します。

では、窯や炉の性能にとって加熱技術はどれほど重要なのでしょうか。

「それは不可欠なものです。」Vervoort氏は言います。 「十分な加熱がなければ、窯は成り立ちません。 加熱性能は、効率から信頼性、材料の損失、総所有コストまで、すべてに影響を与えます。」

効果的なテスト

加熱ソリューションを効果的にテストするには、炉の製造業者と発熱体の供給業者の間の協力が必要です。 両当事者は、現場で用途を確認して、ニーズを理解し、データを分析して、顧客にとって最適なソリューションを考え出す必要があります。

新しい開発プロジェクトでは、開発プロセス中に両社のエンジニアが緊密に協力して、OneJoonの窯と炉、およびKanthalの発熱体が完璧に連動するようにします。

「Kanthal発熱体を使用するお客様にとってのメリットは、寿命が延びるだけでなく、エネルギーを節約し、メンテナンスコストを削減し、均一性を高めることで、製品品質を向上させる最新のソリューションを利用できることです」とVervoort氏は述べています。

OneJoonとKanthalの組み合わせは、市場で最高のソリューションであると確信しています。

「OneJoonとKanthalの組み合わせは、市場で最高のソリューションであると確信しています」と強調します。

進化する複合製品市場

Vervoort氏は、新しい市場を開拓し、新しい潜在顧客を見つけるプロセスは、共同事業であると説明します。

「OneJoonは通常、新規顧客を開拓しますが、時にはKanthalが新しいソリューションを持ち込んで、適切な顧客アプリケーションを探すこともあります」と氏は言います。 「結局は持ちつ持たれつの協力関係です。」

KanthalとOneJoonは、数十年の間に、両社の製品を組み合わせた市場が大きく発展するのを目の当たりにしてきました。 ただし、Vervoot氏が指摘するように、加熱ソリューションに対する顧客の要求は、期待どおりに変化していません。

「顧客は常に長寿命、高効率、低コストを求めてきましたが、最近では、より迅速な開発が求められています」と彼は言い、特に急成長するバッテリー技術分野では、市場投入までの時間がこれまで以上に重要であると付け加えました。

リチウムイオン電池産業向け加熱ソリューション

リチウムイオン産業は、OneJoonが最も注力している分野です。 韓国事業の主な市場は、リチウムイオン電池の正極材・負極材処理に必要なマテリアルハンドリングやプロセス技術を含む高温炉システムの製造です。

「急速に発展するバッテリー事業において、大規模化は私たちが直面する最大の課題です。 パイロットプロジェクトでは、大規模な炉で必要な温度精度を達成するために、KanthalのFibrothal®が役に立ちました」とVervoort氏は言います。

Fibrothal®は、断熱材と発熱体を1つの革新的なシステムに組み合わせたKanthalの主力加熱モジュール製品です。 優れた断熱性とカスタムメイドのヒーティングソリューションの両方を提供し、迅速な設置が可能です。また、モジュール式のため、お客様のニーズに合わせて簡単にカスタマイズすることができます。

「効果的だからFibrothal®を使っています。」とVervoort氏は言います。 「他のものに変えたくありません。」

Fibrothal®は「ゲームチェンジャーです」

Vervoort氏は「Kanthalの加熱モジュールが様々な産業や用途で活用される可能性を既に目の当たりにしており、「Fibrothal®は、今後数年でバッテリービジネスの流れを変えるでしょう」と述べています。

「これまでにも多くの用途でFibrothal®発熱体を使用してきましたが、そのたびに驚かされました」と氏は続けます。 「たとえば、炭素繊維事業では、低温炭化炉の温度精度を大幅に向上させることができました。 同じことが、バッテリー技術にとって非常に重要なバッチ炉にも当てはまります。」

KanthalとOneJoonにとって、緊密に協力することは、両社だけでなくそのエンドユーザーにも大きなメリットをもたらします。 OneJoonとその顧客は、市場で最も効果的な電気加熱システムを使用することで利益を得ていますが、Kanthalは、現場からの絶え間ないフィードバックを使用して製品を継続的に最適化することができます。

Peter Vervoort氏の言葉を借りれば、それは「ウィンウィン（Win-Win）の状況」です。