熱電対鉄は、タイプJおよびLの熱電対の正極材に使用されています。この合金は、タイプKCA (WX)の補償導線の正極材としても使用されています。
この合金は770°C (1420°F)で磁気変態が起こり、900°C (1650°F)で結晶変態が発生します。 どちらの変態もこの合金の熱電特性に影響します。
鉄は、含硫黄雰囲気やゼロより低い温度にさらすことができません。 熱電対鉄ワイヤーは、酸化を防ぐために銅でコーティングされて提供されます。
タイプJおよびLの熱電対は、起電圧が高く低コストであるため、頻繁に使用されています。 タイプKCAの補償導線は、タイプKの熱電対とともに使用されます。
化学組成
|
C % |
Si % |
Mn % |
Fe % |
| 組成式 |
0.03 |
0.05 |
0.30 |
バランス |
機械的特性
| 線径 |
降伏強度 |
引張強度 |
伸び率 |
硬度 |
| Ø |
Rp0.2 |
Rm |
A |
|
| mm |
MPa |
MPa |
% |
Hv |
| 2.0 |
- |
450 |
15 |
100 |
熱電特性
鉄は、タイプJおよびLの熱電対とタイプKCAの補償導線の正極材として使用されています。 熱電対の負極材に対する起電力値は、それぞれの熱電対のデータシートに記載されています。
物理特性
| 密度、単位: g/cm3 |
7.86 |
| 20°Cでの電気的抵抗値、単位: Ω mm2/m |
0.13 |
| 20°C～100°Cでの抵抗温度係数x 10-6/K |
5000 |
熱膨張係数
| 温度 °C |
熱膨張 x 10-6/K |
| 20～100 |
11.7 |
熱伝導率
| 温度 °C |
100 |
| W m-1 K-1 |
66.2 |
比熱容量
| 温度 °C |
20 |
| kJ kg-1 K-1 |
0.445 |
| 融点、単位:°C |
1535 |
| 磁気特性 |
磁性の材料です |
推奨最大連続運転温度
| 線径Ø |
3.26 |
1.63 |
1.00 |
0.50 |
0.25 |
| 裸線、単位: °C |
760 |
760 |
720 |
650 |
560 |
| 被覆線、単位: °C |
760 |
760 |
760 |
760 |
670 |
示されている温度は参考値とみなす必要があります
