NiCr(Fe)へカンタルAPMチューブの溶接
- チューブを約200~300°C (392-572°F)まで予熱します。
- TIG溶接を使用します。
- フィラーとして、低炭素、低ケイ素材料の25Cr/20Niを使用します。 (代替品として低ケイ素材料のニクロタル 40Bを使用できます)。
- 溶接済みの構成品を約700°C (1292°F)で1時間応力緩和した後、炉内をゆっくり冷却して、溶接済みの製品内の応力を最小にします。
所見: 取り扱いや設置を注意して行う場合、応力緩和の実施は必ずしも必要ではありません。
Kanthal APM底部へのKanthal APMチューブの溶接
- ガスバーナーを使用するか炉に入れて、チューブと底板を300~500°C (572-932°F)まで加熱します。
- チューブと底板がまだ熱い間に溶接を実施します。 温度が約200°C (392°F)を下回る前に溶接を完了します。
- 底板をチューブにスポット溶接します。
- ギャップが材料で完全に埋まるまで、底板をチューブに溶接します(3~4パス)。 TIG溶接装置とフィラーとしてØ 1~3 mmのカンタルA-1ワイヤーを使用します。
- 溶接済みのチューブを応力除去のために炉に入れます。 これは、材料の温度が約150°C (302°F)を下回る前に行う必要があります。 温度を900~1000°C (1652-1832°F)に上げ、その温度を2時間維持します。
軟鋼へのカンタル APMチューブの溶接
- TIG溶接を使用します。
- 同じタイプのフィラー(軟鋼)を使用します。
- 溶接済みの構成品を約700°C (1292°F)で1時間応力緩和した後、炉内をゆっくり冷却して、溶接済みの製品内の応力を最小にします。
所見: 取り扱いや設置を注意して行う場合、応力緩和の実施は必ずしも必要ではありません。